山中企画だより 2017年10月

 

 三泊四日で、バンコクに行ってきました。
 実に33年ぶりです。思い起こせば、私、1984年、アジア各地を半年間、ビンボー旅行しておりまして、そのうち一か月は、バンコクで最悪と呼ばれた安宿「楽宮旅社」に泊まってました。刑務所の個室みたいな、ボロくて薄暗くて、壁中、落書きだらけの宿。二階は地元の娼婦の女の子たち、三階はドロップアウト系の日本人バッグパッカーばっかり、というしょーもない所でした。
 いろいろいましたね。クレジットカードを何十枚も持ってて、「これ、全部踏み倒して日本をフケた」と自慢するヤツ、朝からヘロインやってるヤツ、「14歳以上の女は買う気がしない」とうそぶいていたヤツ・・・。
 みんな、どうしてるかな? ま、どうしてるか以前に、ちゃんとまだ生きてるかな。
 ネット情報によると、もう10年以上前に、その「楽宮旅社」はクローズしてしまっているそうですが。
 もちろん今回のバンコク行きは、そういう人達と再会するためではありません。
「海外買い付けのプロ中のプロ」の青木ヨースケさんにくっ付いていき、その「買い付け」の様子を取材するためです。
 有名なチャトゥチャック・ウイークエンドマーケットや、チャイナタウン、カオサン通りなど、水上移動を含め、一通り回りました。6月には、その青木さんに付いて中国・広州にも行ったんですが、コピー商品が多くて商業主義の匂いが強かった中国・広州と比較して、自分たちでデザインしたような、オリジナル商品が目に付きましたね。たとえば、目玉ばっかり並ぶデザインのTシャツとか。あと、日本人はあまり見かけなくて、とにかく中国人が多いのに驚かされました。
ちょうど雨季に当っていたので、やたらと雨が降ってまして、その中を歩き回る為、風邪ひいたのは残念なところ。
とにかく今、青木さんと一緒に、ソウル、バンコク、広州と3カ所をピックアップした、海外で買い付けをするための指南書、それも初心者向けの本を作る計画を進めています。
 なんとか今年中には形にしたいので、出来ましたら、どうかよろしく。
てなことで、このメールは、私、山中企画の山中伊知郎とここ一、二年の間で名刺交換をさせていただいた方、私どものライブに来ていただいた方、昔からの知り合い、それにウチの事務所関係者などにお送りしております。
 この「山中企画だより」の趣旨は、要するに、ウチの事務所は、最近、こんな活動をしていますのでよろしく、という、いわば近況報告のメールです。
 もしよければ、ご一読ください。もう送らないでくれ、ということでしたら、ご一報ください。
 

新企画、続々、進行中!

 
 「買い付け」本の他にも、現在進行中の企画がいくつもあります。
 たとえば、横浜にある病院の院長先生が著者の、「転倒予防」に関する本。お年寄りが転倒すると、その後の死亡率も一気に高まるとかで、「転倒」はとても危険なことらしいのです。
 どうしたら、その転倒を防げるか、先生は長く研究していて、それを分かり易くまとめていただく予定です。 
 お医者さん関連でいうと、何度もお世話になっている「腸のオーソリティ」田中保郎先生のことを語った本もまた計画しています。
 今度は腸の本というより、西洋医学の「病名治療」の弊害について触れる内容で、なぜ「病名」を決めて、それに合った漢方薬を処方する、という漢方薬使用がよくないのか、などについて、先生の人柄を交えつつ綴ってきます。
  ここのところ、週刊誌などで、漢方薬の副作用についての特集などが盛んに出てきており、とてもタイムリーなテーマだと自負しています。
 他にも、「最後のGSといわれた男」オリーブのマミーさんによる第二弾をはじめ、いくつか動き出しそうな企画があります。
 焦らず、あわてず、マイペースで本づくりをやっていくつもりでおります。
 
 
『生かされて』をキッカケに、コンサート続々開催!

 6月に、山中企画で出した
『生かされて』
が、おかげさまで増刷したのは7月。
 著者は、小泉今日子の『常夏娘』、マルシアの『ふりむけばヨコハマ』をはじめ、数多くのヒット曲を産んでいる作曲家でもあり作詞家でもある、たきのえいじさん。5月に発売の水森かおりさんの新曲『早鞆ノ瀬戸』も作詞されています。
 たきのさんは、自分の教え子でもある歌手の、かとうれい子さんとともに、「歌の宅配便」という活動をしています。これは、病気などのために寝たきりや車椅子生活を余儀なくされている方の家庭を訪れ、その方を前に歌を披露するものです。また、それとは別に、知的障がいを持つ方々のいる施設で、20年以上に渡って、毎年、その皆さんたちを主役にした歌合戦イベントも開いています。
この本は、そんなたきのさんの活動の軌跡が綴られたものです。
この本や、活動のことをもっと世の中に広めるために、10月24日には、山中企画が主催し、北区の北とぴあで、たきのさんとかとうさんを中心に『看護と福祉と仲間達チャリティーコンサート』も計画しております。
さらに11月6日には栃木県の那須野が原ハーモニーホールで『生かされてコンサートIN那須』を開催するほか、全国各地でコンサートを開く計画も進んでいます。
 
『オタク稼業秘伝ノ書! デラックス・ア・ゴーゴー!』も売れ行き好調!

 6月発売のもう一冊も、売れ行き好調です。
『オタク稼業秘伝ノ書 デラックス・ア・ゴーゴー!』。
一度計画して、しばらく頓挫していた、「コスプレ」という言葉の生みの親でオタク産業の重鎮である高橋信之氏に関する本です。
 早稲田の漫画研究会時代のエピソードから始まって、ゲーム攻略本で大当たりした時代、うっかり楽してカネを稼ごうとして会社を乗っ取られた時代、また再起した時代、となんとも波乱万丈な一代記になっております。
 漫研時代の仲間であったやくみつるさんや堀井憲一郎さん、高橋さんの事務所のかつての間借り人だった映画監督の河崎実さん、かつて高橋さんの会社でアルバイトを経験し、現在はホットトイズジャパンの社長をつとめるフランク・デュボアさんらのコメントもあります。
 11月には、新宿ロフトプラスワンで高橋さんを中心としたトークライブも企画されていて、そこにも売りに行きます。
 
 
『目が見えない演歌歌手』も順調!

 その前、山中企画が4月に出したのが、
『目が見えない演歌歌手』
 著者は、未熟児網膜症によって、生まれつき視力を失い、やがて高校在学時に『NHKのど自慢』のグランドチャンピオンに輝いたのをキッカケに、プロの演歌歌手の道に進んだ清水博正さん。
 彼の「語りおろし」を、私が聞いてまとめさせていただきました。
 演歌との出会い、温泉施設などでのお年寄りとの交流、プロ歌手になる道筋、さらに「視覚障がい者」として見た「バリアフリー社会」の現状など、たっぷりと語られています。
 当然、何度も取材のためにお会いしたのですが、とにかく明るく、異常にテンションが高い。ご本人も「障がいはハンデではなく個性」と明言しているように、一人でも外出するし、パソコンも使いこなす「行動派」です。
 おそらくこの本を読んでいただければ、「視覚障がい者」に対して抱いていたイメージがガラッと変わると思います。
 発売開始して約4カ月。おかげさまで大好評です。5月なかばには、増刷もしました。
 お年寄りや障がい者の方はもちろん、それ以外の皆さんにも勇気と元気を与えられる本になっております。ぜひ、お読みください。
 
 
恒例の『ちょっと昭和なヤングたち68』は11月20日

 
 恒例の『ちょっと昭和なヤングたち68』は、11月20日(月)午後6時半からお江戸上野広小路亭で開催します。
MCはもちろんイワイガワ。ゲストはまだ未定ですが、10月中には決めるつもりです。
 やっているのは相変わらず古くて新しいお笑い。しかし、このライブも10年をとっくにこえ、年輪を重ねてきて、料理でいえば、えもいわれぬ独特の渋めのダシが出るようになってきています。
 ぜひ味わってみませんか。
 
 
「浦議」のコラムもよろしく!

私、浦和在住で、1993年のJリーグ開幕からずっと浦和レッズのシーズンチケットを買っております。すでに四半世紀になってしまいました。
ただ、ゴール裏サポーターのように、みんなで立って声出して応援したりする「統一行動」は苦手で、とにかく一人で埼玉スタジアムに行っては、誰とも仲良くならずに、試合を見たらさっさと帰ることを繰り返しています。
で、一応、試合についての感想などを「浦和レッズについて議論するページ」というサイトの中で、コラム「山中伊知郎の素人目線」というタイトルで載せさせてもらっています。あくまでホームの試合限定です。10年以上前はアウエーまで追いかけていきましたが、今はホーム観戦のみ。
リーグ戦はほぼ真ん中くらいの順位で、優勝の見込みも、J2陥落の可能性もない、といったあまり面白みのない状態のレッズですが、10月18日のACL(アジアチャンピオンズリーグ)準決勝は楽しみです。相手は中国「爆買」チームの一つ・上海上港。ここに勝って、決勝で中東のチームに勝てば、10年ぶりのアジア制覇です。
これは見逃せない。
 
 とにかく今後とも、よろしくお願いします。